音楽雑学

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ギターやボーカルにまつわる雑学のページ

アンプラグド

文字通りプラグを差し込まない楽器の演奏スタイルであり、ミュージシャン心ついたときからエレクトリック楽器を手にして音楽と関わってきたミュージシャンやバンドの電気増幅の衣を脱いだ音楽性に触られ、興味深い発見がある。
オールマンブラザーズバンドやレナードスキナードのような活動歴の長い大物バンドも「アンプラグド」出演をきっかけにライブで必ずアコースティックセットの演奏するようになった。これらエレクトリックギターのスライドや骨太なサウンドアイデンティティーとしていたサザン・ロックバンドは、アコースティックでやることにより、カントリーブルースなど、彼らのルーツをよりあからさまに表しており、年代物のバーボンのような古い味わいをの癖を出している。

音楽の質感肌触りといった重要な側面で、興味深いものを提出しているのはニルバーナのアンプラグドアルバムである。彼等の持ち味である歪んだ厚い壁のようなエレキギターサウンドが取り払われれば、そこにあるのは単なるハードフォークロックと思いきやとんでもない、そこに現れたのは少し揺らぎを持ったアコースティックリズムを従え立ち上がってくるとそうもない存在感の強い歌詞とボーカルの説得力だった。まさにアンプラグドは音楽顔のコアを明らかにするものだ

ペンタトニックスケール

ペンタトニックに分類される音階には何種類もあるが、どの種類でも、その音階自体が独特な雰囲気を持っていて、トニックさえはっきりしていれば後はどの音をどの順番で並べようとも、同じような雰囲気の旋律を作ることができるという特徴がある。

ロックでよく使われ、また分かりやすいのはドレミソラのメジャーpペンタトニックだ。底抜けに陽気な雰囲気を特徴とするもので、カントリー・ミュージックに受け継がれてきた音楽要素のようだ。ブルースに受け継がれてきたというド、ミ♭、ファ、ソ、ミ♭というマイナーペンタトニックもロックには欠かせない。
これはブルーススケールと呼ばれることもあるようだが、実際にブルースで使われる音はメジャースケールにブルーノート加えたもので、minor pentatonicは部分的にのみ使われるスケールとして位置づけたほうが良いようだ。概してpentatonicというものは、旋律としては昨夜にはならないが、ほかの音階に比べてビブラートなどによる歌い手、弾き手のアドリブの感情移入は雄弁に引き受けることができるという音階だという。ロックではそのビブラートや装飾音としての微妙な音程非常にブルーノートの感覚も生かされているのだろう。

ブルーノート

ブルーノートというものは本来、きっちり五線譜にかけない中途半端の音程で、もともとはギターのチョーキングやハーモニカのベン、ボーカルによって表現されたことだという。上に書いたの定義はスクエアな音しか出せないピアノや管楽器に当てはまるための便宜的なものだ。ロックでは伴奏の主役は一段してきたであったが、チョーキングによる半端な音程やボトルネックによる不安定な音程が、きっちり半音とは言えない微妙なトーンの感覚をブルーノートの伝統としてロックに受け継がれている。例えばドナルド・フェイゲンの「ニューフロンティア」ではラリーカールトンが弾いているギターのチョーキングによる三度や五度となどの音がとても不安定で、実に微妙な独特の感情出している。もちろん他にエリッククラプトンのブルースやスライドギタリストたちの例を挙げていけばキリがないが、ロックのギタリストのフレーズでしばしば用いられるチョーキングや、チョーキングでのビブラートの効果は電気的な半音下げのもと異なり、本来のブルーノートの伝統といえるだろう。
さらにヒューイルイスなどはブルースハープの名刺として評価高いが、そのベンドによるブルーノートは今のロックンロールにも健在だ。

ブギウギ

1,920年代のシカゴやデトロイトのパーティーで、南部出身の黒人がピアノの左手で弾いていたのがブギの初めてあったという。当然、50年代のロックの創世記から手際よく使われていた。プレスリーの監獄ロックやハウンドドック、チャックベリーのジョニー・B.グッドなど初期Rock'n'Rollでは武器が主役の1つだった。

60年代にはキャンド・ヒートやステイタス・クオなどの白人ブルースバンドが好んで取り上げていたが、70年代の終わり頃から80年代にかけて特にブルースバンドというわけでもないバンドの曲にもブギがほらちらほら見えるようになる。Van Halenのデビューアルバムのアイスクリームマンやクイーンの大ヒット作「愛という名の欲望」などかなりヘビーなバンドがブギをやって他ヒューイルイスの「バズバズバズ」や「ワーキング フォー リビン」、LEOスピードワゴンの「アイドゥーワナノウ」などブギのヒットソングがいくつも出ている。映画「クロスロード」なラストシーンでギターバトルを展開するスティーブがいが非常にヘビーで現代的なしかしオーセンティックなブギをやってるでなども面白い。